ゴールドベンチャー（1996年生、母ミースピープル）

ゴールドベンチャー（1996年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時8歳）と交配したミースピープルが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は土井牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方22戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2000年のカモシカ賞(一般C1 C2 C3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土井牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,060.5万円で落札された。

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

8月9日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（1999年）

3月6日、約7か月の休み明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4歳（2000年）

5月6日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

5月15日、連闘で迎えた5戦目は、フレンドリーカップ（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

7月26日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、’00フレンドリーサドル特別（4）（船橋ダート1800m 小雨/不良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

8月5日、中0週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた9戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

9月24日、中6週で迎えた10戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般C4（上山ダート1300m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のファイアーストームに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月9日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4ロ（上山ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のダイメイシャネルに2馬身の差をつけて制した。

10月22日、中1週で迎えた12戦目は、庄内平野特別（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長橋秀樹騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のセイウンエルプラドに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月6日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2ロ（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長橋秀樹騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイロビンからクビ差の2着に甘んじた。

11月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（上山ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で長橋秀樹騎手（4戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のタイロビンをアタマ差制して4勝目を奪取した。

12月5日、中1週で迎えた15戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、カモシカ賞（上山ダート1800m 小雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のナモンスウィングをクビ差制して勝利をモノにする

5歳（2001年）

4月23日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、一般B2ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったナモンスウィングからクビ差の2着に甘んじた。

5月4日、中1週で迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のスマッシュボーイに2馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

5月22日、中2週で迎えた18戦目は、一般B2ロ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は長橋秀樹騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月18日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のスマッシュボーイをハナ差制して先頭ゴールを果たした。

9月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1ロ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は長橋秀樹騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンブーレインボーからクビ差の2着に甘んじた。

10月14日、中1週で迎えた21戦目は、一般B（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（7戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた22戦目は、佐藤庄一郎騎手を鞍上に迎えて、羽黒山特別（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた23戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は小国博行騎手（3戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアサクサパントリーに2馬身半の差をつけて8勝目をマークした。

6歳（2002年）

3月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた25戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた26戦目は、一般C3二イ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

5月17日、中5週で迎えた27戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C3二イ（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

11月20日、約6か月の休養明けで迎えた28戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、一般C3三（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったナリタセイカンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8歳（2004年）

1月7日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた29戦目は、小安和也騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に終わった。