サダムサンサン（2000年生、母サンスピリット）

サダムサンサン（2000年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスキャン（当時12歳）と交配したサンスピリットが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方22戦8勝2着5回。2003年の秋の鞍(地方重賞)に勝利した他、2003年の岐阜金賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桜井牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、大野定によって1,081.5万円で落札された。

太田勝雄厩舎（上山）へ入厩。

2歳（2002年）

11月24日、デビュー戦は江川伸幸騎手を鞍上に据えて、2歳（上山ダート1250m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は503kg。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミツアキタービンに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2003年）

1月24日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

2月21日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、一般B15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた4戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ミスターヴィジョンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた5戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオナーアンドスワンに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

7月30日、中4週で迎えた6戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた7戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で安藤光彰騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルクフォレスターに6馬身の差をつけて3勝目をマークした。

8月31日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤光彰騎手（6戦2勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で安藤光彰騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピーサファイアに1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

10月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で安藤光彰騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ミツアキタービンに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

4歳（2004年）

4月29日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg絞って迎えた11戦目は、一般A6 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で安藤光彰騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた12戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で安藤光彰騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミサキテイタンに2馬身半の差をつけて制した。

6月26日、中5週で迎えた13戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、あじさい特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒカルブレーヴに2馬身半の差をつけて制した。

5歳（2005年）

1月19日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたスターグリッター決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2006年）

1月20日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3二三（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウイングスパンに7馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

3月2日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2-11 C3一（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のスギノビューティーに1馬身半の差をつけて8勝目を収める

3月22日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ホクテンウエリーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月7日、中6週で迎えた21戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1400m 雨/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山田信大騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたタイトルブラスト決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月4日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。