ジョウショーコトミ（2008年生、母ジョウショーツリー）

ジョウショーコトミ（2008年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は芦毛。種牡馬のリンカーン（当時8歳）と交配したジョウショーツリーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は田中元寿。戦績は、中央平地18戦0勝2着1回、地方13戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年のスイートピー特別(一般B2二)。

経歴

デビュー前

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月18日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

9月4日、中6週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

11月13日、中4週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月28日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

3歳（2011年）

1月22日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

3月5日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で花田大昂騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5月28日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

6月12日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、高嶋活士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた13戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

8月28日、中1週で迎えた16戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたオーシャンビーナス決め手に屈してハナ差の2着となった。

9月3日、連闘で迎えた17戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月11日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたブラックアース決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた19戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ロッセに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた21戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4歳（2012年）

1月9日、中3週で迎えた22戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、成人の日特別（福山ダート1250m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた23戦目は、一般B3一（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月6日、連闘で迎えた24戦目は、一般B3一（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺博文騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のセトウチダイヤに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月25日、中2週で迎えた25戦目は、アネモネ特別（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺博文騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月4日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた26戦目は、すみれ特別（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺博文騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったアルテローザからクビ差の2着となった。

3月18日、中1週で迎えた27戦目は、春うらら特別（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺博文騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた28戦目は、ひろき&ゆき結婚記念（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺博文騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた29戦目は、風光る特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺博文騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月21日、連闘で迎えた30戦目は、スイートピー特別（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で渡辺博文騎手（8戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウセキトバをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

8月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた31戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。