エキナシア（2008年生、母ニシノマリア）

エキナシア（2008年2月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「キク科のハーブ名。ムラサキバレンギク」。毛色は鹿毛。種牡馬のスニッツェル（当時6歳）と交配したニシノマリアが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富塚元喜から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって367.5万円で落札された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月15日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では印象的な伸び脚を見せたが、伸びてきたフィンデルムンド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月6日、中6週で迎えた2戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったメイショウゴウヒメに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月9日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は嶋田純次騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したニューユニヴァースを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

4月17日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったヤマニンアルシェにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシュヤクを3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

9月25日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は嶋田純次騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた9戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、5着を確保した。

11月12日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコーラルビューをアタマ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

4歳（2012年）

3月18日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったミトラにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

4月1日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月5日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

6月17日、中5週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた15戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコーリンハッピーを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月15日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい14着に敗れた。

9月15日、中8週で迎えた17戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

5歳（2013年）

1月6日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

3月10日、中8週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は津村明秀騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

5月4日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。最後は、勝ったアンヴァルトから2馬身半差の2着となった。

5月18日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

6月30日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

9月1日、中5週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。17頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月20日、中6週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

11月30日、中5週で迎えた27戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6歳（2014年）

1月12日、中5週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

2月23日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

9月6日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（4戦0勝）。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。15着に終わった。

11月2日、中7週で迎えた31戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。