キングヴァラール（2012年生、母トロピカルナイト）

キングヴァラール（2012年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王+戦場における武勇」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時11歳）と交配したトロピカルナイトが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はバンブー牧場。主な勝ち鞍は2016年の新春特別(一般C18ロ)。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

11月9日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

12月21日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

3歳（2015年）

1月11日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた4戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

4月12日、中9週で迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

11月24日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から35kg増やして迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、悠輝・美恵生誕&弘美還暦記念（笠松ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレイオーロに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月18日、中2週で迎えた7戦目は、新穂高特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月28日、中0週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、後藤保先生ありがとう（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウォーターウェイに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2016年）

1月13日、中1週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた9戦目は、新春特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコパノサンテラに6馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた10戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

6月25日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 小雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

9月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

11月6日、中5週で迎えた14戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた15戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

5歳（2017年）

3月25日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月13日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月23日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 小雨/良）に出走。17頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

12月2日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。

6歳（2018年）

1月20日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

2月3日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた23戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、4着に入った。

3月24日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

7月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた25戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

9月2日、中8週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

12月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

7歳（2019年）

8月22日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、藻川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、5着に入り込んだ。

10月19日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（7戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

8歳（2020年）

1月12日、中5週で迎えた35戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（8戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた36戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた37戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

9月12日、約7か月の休養明けで迎えた38戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（9戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

2021年1月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9歳（2021年）

9月9日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた39戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた40戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

2023年4月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。