テイエムノブシオー（2003年生、母サムスイート）

テイエムノブシオー（2003年2月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋野武士＋王」。毛色は栗毛。種牡馬のタバスコキャット（当時12歳）と交配したサムスイートが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、中央平地26戦5勝2着5回、中央障害6戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の伏見ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

1月21日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、テイエムオーディンに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月16日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（6戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のスペクタクルに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したレッドスポーツカーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小牧太騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではひたひたと前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のセトモモチャンをクビ差振り切って1番人気に応えた。

4歳（2007年）

3月3日、約6か月半の休養明けで迎えた11戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は減速してしまい15着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

5月27日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（9戦2勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったダンディーズケアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月1日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（10戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、バンビーナピノに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月22日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（11戦2勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、オーシャンエイプスに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月20日、中3週で迎えた17戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のウィズインシーズをクビ差振り切って雨下の混戦を制した。

12月9日、中3週で迎えた19戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のユメノオーラに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2008年）

1月5日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の初夢ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい最後はステラディクオーレと並んで15着同着となった。

1月26日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の伏見ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサウスティーダをハナ差だけ差し切って5勝目を手に入れた。

2月10日、中1週で迎えた22戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた23戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（12戦2勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

8月17日、約5か月半の休み明けで迎えた24戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が振るわず18着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた25戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、BSN賞（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

9月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、エニフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

11月9日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた27戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（2009年）

5月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で出津孝一騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

6月14日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で出津孝一騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアザンクールから3/4馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中2週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で出津孝一騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。