オリガミ（1999年生、母ラプソディスター）

オリガミ（1999年5月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時10歳）と交配したラプソディスターが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）沖田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方32戦2勝2着6回。2002年のフロイラインカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2002年の北海優駿(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沖田牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、若松平によって430.5万円で落札された。

若松平厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

6月7日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーシャンハイに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月26日、中6週で迎えた2戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ2（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

9月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトヤママズルから半馬身差の2着となった。

10月4日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（門別ダート1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。4着を確保した。

12月10日、中9週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の葉牡丹特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた7戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

3歳（2002年）

1月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳オープンの’02ゴールデンステッキ賞（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた9戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若獅子特別（大井ダート1690m 雨/不良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

2月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の若駒特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

2月20日、連闘で迎えた11戦目は、3歳戦の君子蘭特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンの’02桃花賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤祐樹騎手（4戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

4月11日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、3歳オープンのマーベラスサンデー賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタノセダンから1馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の春霞賞（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンメイマサコから半馬身差の2着となった。

6月6日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のフロイラインカップ（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサンポイントに半馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

6月26日、中2週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の華月賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったディーエスアローから3馬身差の2着となった。

7月25日、中3週で迎えた19戦目は、3歳G3のグランシャリオカップ（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（10戦2勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木国明騎手（11戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のマドモアゼルカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で佐々木国明騎手（12戦2勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月17日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンデーカロから1馬身半差の2着となった。

10月1日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤倉寛幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（2003年）

3月30日、約6か月の休養明けで迎えた24戦目は、前住和寿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の春風特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた25戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、踏青特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月21日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた26戦目は、小満特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

6月15日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた27戦目は、麦秋特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は森下博騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

6月23日、連闘で迎えた28戦目は、一般B3四（大井ダート1590m 内回り雨/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ヤスミダブリンに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月8日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3三（大井ダート1590m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた30戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた31戦目は、潮風賞（大井ダート1190m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた32戦目は、ブルーライト賞（大井ダート1690m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた33戦目は、仲秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は前住和寿騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着を確保した。