カセノダンサー（2019年生、母レディーソルジャー）

カセノダンサー（2019年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+踊り子」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時16歳）と交配したレディーソルジャーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は須崎牧場。2023年のギャラクシーステークス(オープンハンデ)で2着に入った他、2023年のオータムリーフステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月18日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベルドラゴに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月20日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのヤマボウシ賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月24日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのなでしこ賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた4戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2022年）

4月10日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のライラボンドをクビ差振り切って休養明けの一戦を制した。

5月1日、中2週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月25日、中7週で迎えた7戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの日野特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

10月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のクリノクラールに4馬身の差をつけて制した。

10月23日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの天王寺ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

11月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスの姫路ステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るドンフランキーを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

4歳（2023年）

2月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、バレンタインステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

4月22日、中9週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、京都競馬場グランドオープン記念（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隼人騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

9月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、エニフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田隼人騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

10月21日、中5週で迎えた14戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、オータムリーフステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサンライズフレイムにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月3日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したマルモリスペシャルにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月17日、中1週で迎えた16戦目は、コールドムーンステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5歳（2024年）

3月30日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、ポラリスステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

5月25日、中7週で迎えた18戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見所を作れず15着に終わった。

8月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた19戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、浦和スプリント（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた20戦目は、アフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、4着に入り込んだ。