ダンスアラウンド（2014年生、母ダンスオールナイト）

ダンスアラウンド（2014年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「踊りまわる」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時7歳）と交配したダンスオールナイトが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2018年のようこそベルーフ!ジオファーム八幡平記念(一般C2二)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月25日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は538kg。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

3歳（2017年）

1月22日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

4月16日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

4月30日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

7月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

8月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

4歳（2018年）

2月6日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、一般C3八九（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったティアップポケットに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月1日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋利幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3四五（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋利幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったハロガロにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4月13日、中3週で迎えた12戦目は、一般C3二三ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋利幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したツーシームを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた13戦目は、2018サラブレッドセール開催記念（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋利幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋利幸騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

6月21日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るパトリシアロンドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月26日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2四五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したエヌティキングを差し切れず、1馬身差の2着となった。

8月9日、中1週で迎えた17戦目は、マジシャンLUNA登場記念（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったモダンブラックに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中2週で迎えた18戦目は、ようこそベルーフ!ジオファーム八幡平記念（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のサンドアートに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

10月1日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1七八（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた20戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7歳（2021年）

3月15日、約28か月半の休み明けで迎えた21戦目は、一般C3九（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3十（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋利幸騎手（8戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイサンホイミを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

4月5日、連闘で迎えた23戦目は、一般C3六七（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋利幸騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクラウンララファルに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

5月3日、中3週で迎えた24戦目は、一般C3六七（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋利幸騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハクサンレモンにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5月10日、連闘で迎えた25戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジュントップゴールを3/4馬身差し切って断然の支持に応えた。

6月22日、中5週で迎えた26戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したプラズマテイルにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月18日、中3週で迎えた27戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3二三（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は張田昂騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったファンラヴィングに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

9月3日、連闘で迎えた30戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

8歳（2022年）

2月17日、約5か月半の休養明けで迎えた31戦目は、一般C3三四（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（11戦2勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

9歳（2023年）

11月30日、約21か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた32戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた33戦目は、一般C3二（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。