ティアップポケット（2014年生、母アイラシンガー）

ティアップポケット（2014年5月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時16歳）と交配したアイラシンガーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。主な勝ち鞍は2018年の一般C3八九。

経歴

デビュー前

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

3月25日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

5月13日、中6週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月8日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

8月26日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で的場勇人騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた5戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエルミニョンヌに詰め切れず、2馬身差の2着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のバランドロに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月15日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のルフレドパシオンに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月22日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のペイシャムーンに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月6日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のビービージンガに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月18日、中1週で迎えた10戦目は、モモコリン賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るネオヴィンチトーレを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月2日、中1週で迎えた11戦目は、錦秋湖賞（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（6戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（7戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマイネヴァイザーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2018年）

1月16日、中3週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた13戦目は、一般C3八九（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本聡哉騎手（8戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3八九（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山本聡哉騎手（9戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダンスアラウンドに2馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

3月2日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で山本聡哉騎手（10戦6勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で山本聡哉騎手（11戦6勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

4月20日、中4週で迎えた17戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3一二三（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた19戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた20戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、オシロイバナ賞（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（12戦6勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

7月8日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた22戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（13戦6勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月23日、中1週で迎えた23戦目は、シュウカイドウ賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（14戦6勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた24戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、ミズヒキ賞（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた25戦目は、オーガストカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（15戦6勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（16戦6勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた27戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、南部杯カウントダウン7「人」と「光」の新（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

11月24日、中5週で迎えた29戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

5歳（2019年）

3月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩本怜騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

3月30日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（17戦6勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

4月6日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩本怜騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のインボルクを半馬身振り切って7勝目をゲットした。

4月21日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

4月28日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。