セイユウファイター（1986年生、母タケノスカレー）

セイユウファイター（1986年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のサンコオーテツト（当時15歳）と交配したタケノスカレーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は城地和義。戦績は、中央平地32戦4勝2着2回。1988年のアラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)で2着に入った他、1988年のアラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田子冬樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

6月18日、デビュー戦は小迫次男騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

6月25日、連闘で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったニホエースに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中2週で迎えた3戦目は、成島正規騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のカネツケンジに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月31日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳300万下（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で成島正規騎手（1戦1勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で成島正規騎手（2戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着を確保した。

9月18日、中3週で迎えた6戦目は、アラ系3歳オープン（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で成島正規騎手（3戦1勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい4着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた7戦目は、石塚信広騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ヒロタイムに交わされて2馬身差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石塚信広騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた9戦目は、アラ系3歳300万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は成島正規騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタキノライダーを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

11月19日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系3歳300万下（福島芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で成島正規騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るクリダンカリーを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

12月17日、中3週で迎えた11戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で成島正規騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

3歳（1989年）

1月13日、中3週で迎えた12戦目は、銀杯（中山ダート1800m 曇/稍重）に52kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で成島正規騎手（7戦3勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉芝2000m 曇/良）に53kgの斤量を背負って出走。鞍上は石塚信広騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石塚信広騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉芝1200m 曇/不良）に53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で石塚信広騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグレートファイターを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って4勝目をつかんだ。

3月11日、中2週で迎えた16戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で石塚信広騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（中京芝1200m 曇/良）に53kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で石塚信広騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に53kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で石塚信広騎手（7戦1勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系4歳以上オープン（新潟ダート1700m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で石塚信広騎手（8戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

11月4日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は成島正規騎手（8戦3勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブ王冠（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石塚信広騎手（9戦1勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石塚信広騎手（10戦1勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた23戦目は、アラブ大賞典（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石塚信広騎手（11戦1勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

4歳（1990年）

1月13日、中5週で迎えた24戦目は、銀杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石塚信広騎手（12戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

2月10日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、アラ系4歳以上オープン（東京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で石塚信広騎手（13戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

3月17日、中4週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた26戦目は、アラ系4歳以上700万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石塚信広騎手（14戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3月25日、連闘で迎えた27戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4月7日、中1週で迎えた28戦目は、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた29戦目は、アラ系4歳以上700万下（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横田吉光騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブステークス（福島芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は石塚信広騎手（15戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた31戦目は、アラ系4歳以上700万下のアラブ特別（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は横田吉光騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた32戦目は、アラ系4歳以上700万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。