ブロンディナゲット（1997年生、母ワンダーライト）

ブロンディナゲット（1997年6月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時9歳）と交配したワンダーライトが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田農場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土田農場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、土田農場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、竹本いずみによって420万円で落札された。

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1999年）

8月20日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロマンスビコーに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2000年）

4月15日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

7月8日、中5週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1600m 晴/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウショウラッシュに5馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

7月29日、中2週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の安達太良特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

9月2日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の袖ケ浦特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着を確保した。

10月8日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、プレイヤーズラックに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のグロンシャールをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

11月25日、中2週で迎えた10戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のキャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

4歳（2001年）

2月4日、中9週で迎えた11戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のテレビ山梨杯（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

6月9日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦1勝）。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

7月7日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

8月12日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。