ルートマスター（2003年生、母グウィボー）

ルートマスター（2003年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ロンドンの旧型バスの名称」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時14歳）と交配したグウィボーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方19戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の一般B2。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

7月30日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

9月23日、中7週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

11月11日、中6週で迎えた3戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、インフルヴィガーに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた4戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた5戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グラスブロードにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月16日、連闘で迎えた6戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゲイリーコロンビアに約13馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

12月25日、連闘で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクラアワードに5馬身の差をつけて制した。

4歳（2007年）

1月6日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた9戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村松学騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

3月26日、中9週で馬体重を前走から31kg増やして迎えた10戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

4月16日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスタートビットに9馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴールデンパンジーに3馬身の差をつけて制した。

5月21日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は村松学騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

6月3日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノーウォーリーズを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月18日、中1週で迎えた15戦目は、南昌山賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

6月30日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた16戦目は、一般B3（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたドーリーゴンザレス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月15日、中1週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた17戦目は、一般B3（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村松学騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアドマイヤウイングに2馬身半の差をつけて6勝目を獲得した。

7月28日、中1週で迎えた18戦目は、風鈴賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したノーブルウィングを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月19日、中2週で迎えた19戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオムニプレゼンスに6馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

9月1日、中1週で迎えた20戦目は、秋嶺賞（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

10月8日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた21戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第三戦）（盛岡芝1700m 小雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。