アントワネット（1998年生、母マダムポンパドール）

アントワネット（1998年3月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のオジジアン（当時15歳）と交配したマダムポンパドールが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高橋牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方14戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の一般C16。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額945万円（9.45万×100口）で一口馬主が募集された。

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

2月3日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた3戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

9月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた5戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って18着に終わった。

4歳（2002年）

2月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C16（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るゼンノケイツウを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月6日、中2週で迎えた7戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったサツマサカエからアタマ差の2着に甘んじた。

4月4日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた9戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月16日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、唐津洋介騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたフラッグシェーバー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月3日、中2週で迎えた11戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で唐津洋介騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた12戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は向山牧騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた13戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月30日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた16戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、萩特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた17戦目は、彼岸花特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月26日、連闘で迎えた18戦目は、一般C1（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月4日、連闘で迎えた19戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。