センターフォワード（2013年生、母ニシオノーブル）

センターフォワード（2013年4月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「スポーツのポジションの一つ」。毛色は鹿毛。種牡馬のエーシンフォワード（当時8歳）と交配したニシオノーブルが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ファーミングヤナキタ。2016年の駿蹄賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ファーミングヤナキタから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、廣村憲郎によって324万円で落札された。2歳のとき、サンバマウンテンファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、馬場祥晃によって486万円で落札された。

角田輝也厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2015年）

10月7日、デビュー戦は今井貴大騎手を鞍上に据えて、2歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は457kg。3頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のプレミエルソルティに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月22日、中1週で迎えた2戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のセレクトゴールド1（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のチェンジイットに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3歳（2016年）

4月20日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳戦のつばめ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルブルローネを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

5月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のかるがも特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は今井貴大騎手（3戦2勝）。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後はバタバタになってしまい18着に終わった。

7月16日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（3戦1勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

10月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳戦のキツツキ特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエメラルドクイーンを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って優勝

11月2日、中3週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の西日本ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4歳（2017年）

4月1日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

5月20日、中4週で迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったラグナグに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

12月17日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2018年）

1月13日、中3週で迎えた16戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

1月20日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は森一馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3月4日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

12月28日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた19戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

6歳（2019年）

1月30日、中4週で迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップミネルヴァ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月25日、中7週で迎えた21戦目は、一般A7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメモリーメディアに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月9日、中1週で迎えた22戦目は、一般A4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（6戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラノカウに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月3日、中2週で迎えた23戦目は、サワラ賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（7戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、セルリアンサーロスに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月7日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般A4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイーゼルに約11馬身の大差をつけて勝利をモノにする

8月22日、中1週で迎えた25戦目は、ブルーサルビア特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のユーセイスラッガーに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。