ナンゴクジュリアン（2017年生、母オンワードミシェル）

ナンゴクジュリアン（2017年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のスピルバーグ（当時8歳）と交配したオンワードミシェルが18歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は石郷岡雅樹。戦績は、中央平地1戦0勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の薫風特選(C2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、石郷岡雅樹から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、渡義光によって378万円で落札された。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

7月18日、デビュー戦は三津谷隼人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

2020年7月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月22日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

9月12日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた3戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

11月6日、中7週で迎えた4戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、ドリームシリーズ（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったザハロワに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた5戦目は、小春日和賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

12月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したセイクリッドキングを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

12月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたユアザオンリー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4歳（2021年）

1月5日、中1週で迎えた8戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で飛田愛斗騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったヤマヒビキに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月26日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で飛田愛斗騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のムーンパスイエローに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月13日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で飛田愛斗騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で飛田愛斗騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したキクノシエルを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

3月13日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で飛田愛斗騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、ナススイートに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月27日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で飛田愛斗騎手（9戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた14戦目は、おおぐま座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で飛田愛斗騎手（10戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で飛田愛斗騎手（11戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた16戦目は、薫風特選（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で飛田愛斗騎手（12戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のムーンパスココロに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

5月22日、中1週で迎えた17戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で飛田愛斗騎手（13戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた18戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で飛田愛斗騎手（14戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月19日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1-8（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は16戦連続で飛田愛斗騎手（15戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のホウオウマライアに4馬身の差をつけて3勝目を手にした。

6月25日、連闘で迎えた20戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で飛田愛斗騎手（16戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた21戦目は、ジュライ特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で飛田愛斗騎手（17戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた22戦目は、オーガスト特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で飛田愛斗騎手（18戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた23戦目は、サファイア特選（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は20戦連続で飛田愛斗騎手（19戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた24戦目は、セプテンバー特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は21戦連続で飛田愛斗騎手（20戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた25戦目は、寒露賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は金山昇馬騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月17日、連闘で迎えた26戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（21戦3勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた27戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（22戦3勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた28戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は金山昇馬騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

2021年11月15日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。