シンワコウジ（1989年生、母ベストステイール）

シンワコウジ（1989年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミルコウジ（当時7歳）と交配したベストステイールが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹中哲。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方18戦11勝2着4回。1993年のフェブラリーハンデキャップ(ハンデG3)で2着に入った他、1993年の仁川ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤光雄厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（1991年）

6月28日、デビュー戦は桜井今朝利騎手を鞍上に据えて、馬体重は434kg。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のエンジェルロッチに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月12日、中1週で迎えた2戦目は、鞍上は2戦連続で桜井今朝利騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエンジェルロッチに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

7月29日、中1週で迎えた3戦目は、鞍上は3戦連続で桜井今朝利騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のキュートホースに1馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

9月16日、中6週で迎えた4戦目は、鞍上は4戦連続で桜井今朝利騎手（3戦3勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のオグリホワイトに3馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

10月6日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦の中京盃（中京(地)芝1200m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で桜井今朝利騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた6戦目は、C2ハ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で桜井今朝利騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のスワローピッピーに1馬身半の差をつけて5勝目を収める

11月11日、中1週で迎えた7戦目は、C2イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桜井今朝利騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のケイクリークに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月6日、中3週で迎えた8戦目は、2歳戦のゴールドウィング賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で桜井今朝利騎手（7戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスノーボールに3/4馬身の差をつけて制した。

3歳（1992年）

1月3日、中3週で迎えた9戦目は、3歳オープンの新春ジュニア（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で桜井今朝利騎手（8戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエーコークラウンをクビ差制して破竹の4連勝を決めた。

1月31日、中3週で迎えた10戦目は、白梅特別（名古屋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で桜井今朝利騎手（9戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマトチヨフジから1馬身半差の2着に敗北した。

3月4日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦のスプリングカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で桜井今朝利騎手（10戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスノーボールに半馬身の差をつけて9勝目をゲットした。

5月13日、中9週で迎えた12戦目は、3歳戦の駿蹄賞（中京(地)芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で桜井今朝利騎手（11戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングランナーから1馬身半差の2着に敗北した。

6月10日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で桜井今朝利騎手（12戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったトミシノポルンガからクビ差の2着に甘んじた。

7月12日、中4週で迎えた14戦目は、3歳戦の岐阜王冠賞（笠松ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で桜井今朝利騎手（13戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のキングランナーに2馬身半の差をつけて制した。

9月16日、中8週で迎えた15戦目は、3歳戦の秋の鞍（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で桜井今朝利騎手（14戦10勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったエールランナーからクビ差の2着に甘んじた。

10月10日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦のターフチャンピオンシップ（中京(地)芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で桜井今朝利騎手（15戦10勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた17戦目は、みのり賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で桜井今朝利騎手（16戦10勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のファーストプレイスに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月22日、中2週で迎えた18戦目は、3歳戦のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で桜井今朝利騎手（17戦11勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

4歳（1993年）

1月17日、中7週で迎えた19戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、平安ステークス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた20戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

2月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のフェブラリーハンデキャップ（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったメイショウホムラに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月20日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた22戦目は、仁川ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月24日、中4週で迎えた23戦目は、栗東ステークス（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。