ウェルカムニュース（2019年生、母レジェンドトレイル）

ウェルカムニュース（2019年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「吉報」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノアラジン（当時8歳）と交配したレジェンドトレイルが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年のカノープスステークス(オープンハンデ)に勝利した他、2024年の仁川ステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月25日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は496kg。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月20日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロードジャスティスに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月7日、中6週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのもちの木賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクラウンプライドに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中4週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイルオンセイラーを強烈な末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

3歳（2022年）

2月20日、中9週で迎えた5戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

8月20日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカンピオーネに2馬身半の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

9月19日、中3週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのJRAアニバーサリーステークス（中京ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、D.イーガン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの竹田城ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハイエンドをクビ差振り切って4勝目を手にした。

4歳（2023年）

1月22日、中5週で迎えた9戦目は、G2の東海ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でD.イーガン騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

3月19日、中7週で迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、名古屋城ステークス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

7月16日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、名鉄杯（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

8月12日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

11月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのカノープスステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテーオーリカードを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5歳（2024年）

1月7日、中5週で迎えた14戦目は、ポルックスステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

2月24日、中6週で迎えた15戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダイシンピスケスにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月24日、中3週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

6月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの三宮ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

7月7日、中3週で迎えた18戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、G3のプロキオンステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

10月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、大阪スポーツ杯（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。