ワンダーリベリオン（1988年生、母サシマサンダー）

ワンダーリベリオン（1988年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロングエース（当時19歳）と交配したサシマサンダーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はフクダファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方38戦29勝2着3回。1993年の日本海チャンピオンシップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

5月12日、デビュー戦は梅野信一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

5月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

9月7日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は村山明騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた5戦目は、音無秀孝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

11月2日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で音無秀孝騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で音無秀孝騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

4歳（1992年）

1月4日、中6週で迎えた8戦目は、小林秀昭騎手を鞍上に迎えて、一般C3（中津ダート1180m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のミスターセンショウに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月12日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2（中津ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林秀昭騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のグロリーコバンに5馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

1月20日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林秀昭騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサツキムラサキに約14馬身の大差をつけて3勝目を挙げた。

2月2日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林秀昭騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のロングリーダーに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月23日、中2週で迎えた12戦目は、フェニックス賞（中津ダート1620m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林秀昭騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のロングリーダーに6馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月21日、中7週で迎えた13戦目は、川崎勝良騎手を鞍上に迎えて、一般D3イ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエプソムストームをアタマ差制して獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月4日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般D2ニ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のベンチャーロイヤルに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

5月19日、中1週で迎えた15戦目は、一般D2ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のミョウエイアリーに3馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

6月2日、中1週で迎えた16戦目は、一般D2イ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のユーワシュートに5馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

6月15日、中1週で迎えた17戦目は、一般D2（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のデミアンに4馬身の差をつけて10連勝を達成した。

6月28日、中1週で迎えた18戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般D1イ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のロシアンバレーに2馬身半の差をつけて連勝数を11に伸ばした。

7月26日、中3週で迎えた19戦目は、一般D1（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワハイドンに2馬身の差をつけて連勝数を12に伸ばした。

8月14日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2ロ（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のネバーベストに9馬身の差をつけて連勝数を13に伸ばした。

8月23日、連闘で迎えた21戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（5戦5勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトリキウスターに5馬身の差をつけて連勝数を14に伸ばした。

9月20日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったグロウアーサーからハナ差の2着に甘んじた。

10月12日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（6戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のチョウカイパワーに1馬身半の差をつけて勝利数を15に伸ばす

10月27日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（7戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（1993年）

4月13日、約5か月半の休養明けで迎えた25戦目は、一般B3ロ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（8戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のツルギスワローに8馬身の差をつけて久々の一戦を物にした。

4月26日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（9戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のチョウカイパワーに1馬身半の差をつけて優勝

5月9日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（10戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったワールドテイオーから半馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中1週で迎えた28戦目は、エメラルドカップ（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で前野幸一騎手（11戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のファストクニに3馬身の差をつけて制した。

6月22日、中3週で迎えた29戦目は、飯豊連峰特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったハテンコウから5馬身差の2着に敗北した。

7月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（12戦10勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のナガトシに3/4馬身の差をつけて勝利数を19に伸ばす

7月20日、中1週で迎えた31戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のカイウンコンジヨウに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月24日、中4週で迎えた32戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（13戦11勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサイレントムービーに1馬身半の差をつけて勝利数を21に伸ばす

9月6日、中1週で迎えた33戦目は、長月特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のハテンコウに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月5日、中3週で迎えた34戦目は、地方重賞の日本海チャンピオンシップ（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた35戦目は、一般B（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（14戦12勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサルノランフルに4馬身の差をつけて優勝

11月3日、中1週で迎えた36戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（15戦13勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサカエソルジャーに5馬身の差をつけて勝利数を24に伸ばす

6歳（1994年）

4月10日、約5か月半の休養明けで迎えた37戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（16戦14勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のナカハマロイヤルに4馬身の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

4月28日、中2週で迎えた38戦目は、卯月特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（17戦15勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサイレントムービーをクビ差制して破竹の4連勝を決めた。

5月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた39戦目は、一般A2（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（18戦16勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のスズランジョニーに6馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月19日、中3週で迎えた40戦目は、山田延由騎手を鞍上に迎えて、鳥海大賞典（上山ダート2300m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた41戦目は、水戸賢二騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（1995年）

4月24日、約5か月半の休み明けで迎えた42戦目は、卯月特別（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水戸賢二騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のワルツダーリンに1馬身の差をつけて休み明けの一戦を制した。

5月14日、中2週で迎えた43戦目は、さつき賞（上山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で水戸賢二騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた44戦目は、一般A2（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で水戸賢二騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のホクサイローラーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月25日、中3週で迎えた45戦目は、東北サラ大賞典（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（6戦3勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。