サイレントムービー（1987年生、母グラシアスレデイ）

サイレントムービー（1987年5月21日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時16歳）と交配したグラシアスレデイが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方34戦19勝2着8回。主な勝ち鞍は1992年のオーガストスプリント(B)。

経歴

デビュー前

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

9月9日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

9月22日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月4日、中5週で迎えた3戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 雨/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（1991年）

6月29日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のアンコールトムをハナ差制して初勝利を挙げた。

7月8日、連闘で迎えた6戦目は、一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた7戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のラッキーファインドに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

8月4日、中1週で迎えた8戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた9戦目は、ひまわり特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（4戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったリンドトライスターから6馬身差の2着となった。

9月8日、中2週で迎えた10戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で有馬澄男騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のラッキーファインドに半馬身の差をつけて優勝

9月16日、連闘で迎えた11戦目は、一般C（中津ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で有馬澄男騎手（6戦3勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったボニーターから2馬身差の2着となった。

10月29日、中5週で迎えた12戦目は、千場俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般D1ハ（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスプリングハズカムに半馬身の差をつけて勝利をモノにする

11月11日、中1週で迎えた13戦目は、一般D1ロ（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で千場俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のトリプルジヨイに1馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

11月25日、中1週で迎えた14戦目は、一般D1ロ（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で千場俊彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモワクセイに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月8日、中1週で迎えた15戦目は、一般D1（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で千場俊彦騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミスターヘイアンに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（1992年）

4月12日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で千場俊彦騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマリーアヅサに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で千場俊彦騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマリーアヅサに4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月25日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1イ（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で千場俊彦騎手（6戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のフォスターヒーローに5馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

6月9日、中1週で迎えた19戦目は、ジューンカップ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で千場俊彦騎手（7戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のサルノランフルに8馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

6月23日、中1週で迎えた20戦目は、飯豊連峰特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で千場俊彦騎手（8戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のランナバウトに1馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

7月20日、中3週で迎えた21戦目は、一般B（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で千場俊彦騎手（9戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のテイーボイスをアタマ差制して10連勝を達成した。

8月14日、中3週で迎えた22戦目は、オーガストスプリント（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で千場俊彦騎手（10戦10勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のムラノタニカゼに1馬身の差をつけて連勝数を11に伸ばした。

6歳（1993年）

5月11日、約9か月の休み明けで迎えた23戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で千場俊彦騎手（11戦11勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエルムデザイアーから3/4馬身差の2着となった。

5月23日、中1週で迎えた24戦目は、エメラルドカップ（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で千場俊彦騎手（12戦11勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた25戦目は、一般B（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で千場俊彦騎手（13戦11勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で千場俊彦騎手（14戦11勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタイハクセイリュウに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月20日、中3週で迎えた27戦目は、菅谷正巳騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月24日、中4週で迎えた28戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は千場俊彦騎手（15戦12勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダーリベリオンから1馬身半差の2着に敗北した。

9月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般B（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千場俊彦騎手（16戦12勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のグロウアーサーに4馬身の差をつけて優勝

9月21日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千場俊彦騎手（17戦13勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のカイウンコンジヨウに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1イ（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で千場俊彦騎手（18戦14勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったアタゴイズミから半馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中3週で迎えた32戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で千場俊彦騎手（19戦14勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（1994年）

4月12日、約5か月半の休養明けで迎えた33戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で千場俊彦騎手（20戦14勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のムラノタニカゼに3/4馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

4月28日、中1週で迎えた34戦目は、卯月特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で千場俊彦騎手（21戦15勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダーリベリオンからクビ差の2着に甘んじた。

5月22日、中2週で迎えた35戦目は、一般A3（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で千場俊彦騎手（22戦15勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のワカサトウコーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月5日、中5週で迎えた36戦目は、文月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で千場俊彦騎手（23戦16勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったムラノタニカゼからクビ差の2着に甘んじた。

10月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた37戦目は、一般A3（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で千場俊彦騎手（24戦16勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったグロウアーサーから1馬身差の2着に敗北した。

8歳（1995年）

4月23日、約7か月の休み明けで迎えた38戦目は、卯月特別（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で千場俊彦騎手（25戦16勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。