ミスターヘイアン（1987年生、母ビザンコマチ）

ミスターヘイアン（1987年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時7歳）と交配したビザンコマチが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方19戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は1991年の一般D1。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

3月31日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

8月12日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月18日、連闘で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた4戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた5戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた7戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月25日、中1週で迎えた8戦目は、柏崎正次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月1日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柏崎正次騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

4歳（1991年）

4月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた10戦目は、佐藤庄一郎騎手を鞍上に迎えて、一般D2ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた11戦目は、一般D2ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤庄一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般D2ハ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤庄一郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったベンソンから2馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中1週で迎えた13戦目は、伊藤茂則騎手を鞍上に迎えて、一般D2ハ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のベンソンに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月17日、中1週で迎えた14戦目は、一般D2（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤庄一郎騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般D1ニ（上山ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は伊藤茂則騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のロングコバンに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

9月3日、中8週で迎えた16戦目は、一般D1ニ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤茂則騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスガキヨーコから1馬身半差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた17戦目は、一般D1（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤茂則騎手（3戦2勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた18戦目は、一般D2イ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤茂則騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた19戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般D1イ（上山ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のニューアンサーに半馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

10月27日、中1週で迎えた20戦目は、一般D1（上山ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノフライトに3馬身の差をつけて4勝目を手にした。

11月10日、中1週で迎えた21戦目は、白谷正美騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンステッキ賞（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったシュンダンディから1馬身半差の2着に敗北した。

12月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、一般D1（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったサイレントムービーから3馬身差の2着となった。

5歳（1992年）

4月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた23戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 小雨/重）に出走。鞍上は佐藤庄一郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったリユウシヨイチフジから1馬身半差の2着に敗北した。

4月26日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤庄一郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤庄一郎騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1イ（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1ハ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンブーチャンプから1馬身差の2着に敗北した。

6月21日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1ニ（上山ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。