フレンチジュピター（2006年生、母オニバサンジュウ）

フレンチジュピター（2006年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時14歳）と交配したオニバサンジュウが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）中本牧場。戦績は、地方35戦9勝2着9回。主な勝ち鞍は2009年の郡上高原賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中本牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

大橋敬永厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2008年）

11月26日、デビュー戦は大原浩司騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（9）（笠松ダート800m 晴/稍重）に出走。馬体重は487kg。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

12月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の康生君入学おめでとう記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、ビクトリアハーバーに交わされて5馬身差の2着となった。

3歳（2009年）

1月7日、連闘で迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大原浩司騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ワールドレデーに半馬身交わされて2着となった。

2月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で大原浩司騎手（6戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったオグリエンデバーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月13日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大原浩司騎手（7戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトヨナリに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大原浩司騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したロータスボールに半馬身届かず2着に敗北した。

4月27日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大原浩司騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で大原浩司騎手（10戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンデーラインに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月27日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で大原浩司騎手（11戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、マジョリーフェアにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月10日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で大原浩司騎手（12戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のオグリノーザンをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

6月24日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の槍ヶ岳賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で大原浩司騎手（13戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦の蘇水峡賞（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で大原浩司騎手（14戦3勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた16戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金の弩標賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦の郡上高原賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のオグリノーザンに2馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

9月23日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の秋分特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

11月13日、中4週で迎えた20戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C9 12（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ボストンレッドに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月21日、中9週で迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C16（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカンシャクダマに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

2月9日、中2週で迎えた22戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のスピンヒーローを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

2月26日、中1週で迎えた23戦目は、楽天競馬杯（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた24戦目は、頑張れ!パクじぃ&BAOO（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったシルシに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中3週で迎えた25戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカンシャクダマに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月23日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3（名古屋ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

4月30日、連闘で迎えた27戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したスリーコマンドを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

5月13日、中1週で迎えた28戦目は、一般B10 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサウンドリュウセンに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月27日、中1週で迎えた29戦目は、一般B10 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のディバインステップを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

7月7日、中5週で迎えた30戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、雷鳥特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた31戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、コホウサンデーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月16日、中2週で迎えた32戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、大垣共立銀行杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた33戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月22日、中1週で迎えた34戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（10戦5勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた35戦目は、奥飛騨特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（11戦5勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。