モガミマイウエー（1998年生、母ミヨウコウザン）

モガミマイウエー（1998年5月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミ（当時22歳）と交配したミヨウコウザンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は田中元寿。戦績は、地方31戦10勝2着7回。2002年のスプリングウインド特別(A1)に勝利した他、2001年ののじぎく賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中剋寿から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

藪田孝男厩舎（園田）へ入厩。

3歳（2001年）

1月19日、デビュー戦は青山裕一騎手を鞍上に据えて、3歳F5（園田ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラエンジェルをクビ差制して初白星を挙げた。

2月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳F4（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青山裕一騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のキクノマリナーズに3/4馬身の差をつけて優勝

2月21日、中2週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳F2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のトミノドンをアタマ差制して負け無しの3連勝を決めた。

3月28日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦の大撫山特別（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラウタヒメをアタマ差制して負け知らずの4連勝を決めた。

4月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月23日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヒラカツアスカに半馬身交わされて2着となった。

6月21日、中3週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上A1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧毅騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

11月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月24日、中3週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上A3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったスタミナスピードから8馬身差の2着となった。

4歳（2002年）

1月4日、中1週で迎えた11戦目は、ラジオ大阪賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上A3（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンティフィンに4馬身の差をつけて制した。

2月12日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上A1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタッカーアスワンに2馬身半の差をつけて制した。

3月6日、中2週で迎えた14戦目は、地方重賞のマイル争覇（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた15戦目は、スプリングウインド特別（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のシロイッパツに6馬身の差をつけて制した。

4月24日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で木村健騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダイトクヒテンに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、スプリングカップ（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で木村健騎手（8戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月26日、中5週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦の兵庫牝馬特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で木村健騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシャトーチェリーを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

11月14日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、尾林幸二騎手を鞍上に迎えて、東条湖特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

12月25日、中5週で迎えた20戦目は、サンテレビ賞（園田ダート1870m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸二騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

5歳（2003年）

1月3日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸二騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったホクザンフィールドにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

2月6日、中4週で迎えた22戦目は、ウインターカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸二騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた23戦目は、やしろ鴨川の郷特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸二騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で尾林幸二騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマッキーローレルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4月10日、中2週で迎えた25戦目は、卯月特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で尾林幸二騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた26戦目は、猪名川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のタイリーヴズをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

5月28日、中2週で迎えた27戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の園田フレンドリーカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた28戦目は、サントリーモルツカップ（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマッキーローレルにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月23日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定戦のサマークイーン賞（園田ダート1700m 曇/不良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は小牧太騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジューンパラダイスに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月14日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月18日、中4週で迎えた31戦目は、播磨町大中遺跡特別（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンブレーメンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて10勝目を達成した。