バンブードラゴン（1989年生、母トウホーポイント）

バンブードラゴン（1989年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時10歳）と交配したトウホーポイントが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は駒沢明憲。戦績は、中央平地27戦3勝2着8回、中央障害1戦1勝。主な勝ち鞍は1993年の恵庭岳特別(500万下)。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

10月5日、デビュー戦は土谷智紀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は490kg。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1400m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り17着に終わった。

3歳（1992年）

6月20日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマンジュデンアエラに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月4日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたベイリーフダンサー決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月18日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったセントライトシチーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月1日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったサハリンロマンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月20日、中6週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の佐倉特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ダンディアンバーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月17日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハギノサキガケに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月15日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

4歳（1993年）

2月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の北方特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下の高塔山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下の山国川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月17日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2500m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は土谷智紀騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（7戦0勝）。17頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサンカンオーをアタマ差振り切って雨中の激戦を制した。

7月3日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、サンカンオーに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月31日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、タヤスレミグランに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

9月19日、中6週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の佐倉特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（9戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のセンターグリーンに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

10月9日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の赤富士賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（10戦3勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず3着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下のみちのく特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（8戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシロキタシンザンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月5日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝2600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（11戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5歳（1994年）

12月24日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の江坂特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

6歳（1995年）

1月28日、中4週で迎えた26戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた27戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のセイカブリスクをクビ差制して久々に勝ち星を挙げた。

7歳（1996年）

9月22日、約19か月の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた28戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。