リヴァプール（2002年生、母マークプロミス）

リヴァプール（2002年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「イングランド北部の都市」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時9歳）と交配したマークプロミスが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は折手牧場。戦績は、中央平地19戦5勝2着1回。2004年のファンタジーステークス(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月21日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタケカワルキューレにアタマ差届かず2着に惜敗した。

10月2日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 雨/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のシルクメガヒットに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月17日、中1週で迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフェリシアを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

11月7日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

3歳（2005年）

4月10日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月27日、約7か月半の休養明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

4歳（2006年）

5月21日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の長久手特別（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は川島信二騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

7月29日、中3週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の日田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月20日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

5歳（2007年）

1月20日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて18番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた15戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3月4日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のラッキーリップスをクビ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

4月22日、中4週で迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の金峰山特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のソリッドスライダーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月23日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のグリーンステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったペガサスファイトにねじ伏せられてクビ差の1着優勝