キャッスルトップ（2018年生、母ジーガートップラン）

キャッスルトップ（2018年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+頂点」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバンブーエール（当時15歳）と交配したジーガートップランが20歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は城市公。2021年のジャパンダートダービー(Jpn1)に勝利した他、2023年の日吉オープンで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

渋谷信博厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2020年）

10月2日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、2歳戦のアマリネデビュー（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は459kg。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったベガスストリップに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月26日、中2週で迎えた2戦目は、仲野光馬騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

11月30日、中4週で迎えた3戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で仲野光馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ディストピアーナにハナ差交わされて2着となった。

3歳（2021年）

1月11日、中5週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で仲野光馬騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、4着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の目白特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で仲野光馬騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

3月17日、中6週で迎えた6戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は仲野光馬騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた8戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったハピネスマインドに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月11日、連闘で迎えた9戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワチルボンズに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のツイントップ特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は仲野光馬騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユメノシラベに6馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月23日、中2週で迎えた11戦目は、水無月特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で仲野光馬騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神でバテずに粘り続けてあっさりと抜け出し、最後は2着のエミーズロマンスに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月14日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で仲野光馬騎手（7戦2勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く粘り続けて、最後は2着のゴッドセレクションをアタマ差振り切ってG1初挑戦初制覇を果たした。

9月15日、中8週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた13戦目は、3歳S1の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で仲野光馬騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月3日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、3歳M1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で仲野光馬騎手（9戦3勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

12月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で仲野光馬騎手（10戦3勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

4歳（2022年）

1月23日、中3週で迎えた16戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で仲野光馬騎手（11戦3勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた17戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で仲野光馬騎手（12戦3勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

11月2日、約8か月半の休養明けで迎えた18戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で仲野光馬騎手（13戦3勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた19戦目は、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で仲野光馬騎手（14戦3勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた20戦目は、S1のゴールドカップ（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で仲野光馬騎手（15戦3勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

5歳（2023年）

1月18日、中3週で迎えた21戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた22戦目は、多摩川オープン（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた23戦目は、梅花賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた24戦目は、日吉オープン（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は仲野光馬騎手（16戦3勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったキーピリオッドに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月15日、中1週で迎えた25戦目は、Jpn2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で仲野光馬騎手（17戦3勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた26戦目は、幸オープン（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で仲野光馬騎手（18戦3勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

5月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、皐月盃（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で仲野光馬騎手（19戦3勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

5月24日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、S1の大井記念（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で仲野光馬騎手（20戦3勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

8月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、S3のフリオーソレジェンドカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

6歳（2024年）

1月4日、約5か月の休み明けで迎えた30戦目は、スパーキングオールスターチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は仲野光馬騎手（21戦3勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

1月17日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた31戦目は、船橋の名伯楽記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山中悠希騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた32戦目は、ポイント10倍!船橋のSPAT4賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は仲野光馬騎手（22戦3勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた33戦目は、カモミールマイル（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた34戦目は、隅田川オープン（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は仲野光馬騎手（23戦3勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた35戦目は、こぼれ桜特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた36戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、Jpn1のかしわ記念（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた37戦目は、大井記念（大井ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

8月13日、約3か月の休養明けで迎えた38戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、サマーナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた39戦目は、濃溝の滝賞（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡紀騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた40戦目は、デイリースポーツ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は西啓太騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた41戦目は、Jpn2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は仲野光馬騎手（24戦3勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた42戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のルクスチェリーに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。