イシノカサブランカ（1999年生、母オオシマダリア）

イシノカサブランカ（1999年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時15歳）と交配したオオシマダリアが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地8戦1勝2着2回、地方28戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

12月1日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、レオリバティーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（2002年）

3月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったローレルアンジュに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

3月23日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアルファジェネラスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月4日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小野次郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小野次郎騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた8戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

12月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、久保勇騎手を鞍上に迎えて、ミレナリオ特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

4歳（2003年）

1月7日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた10戦目は、初夢特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で久保勇騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で久保勇騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で久保勇騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

3月31日、中4週で迎えた13戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保勇騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

4月14日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、一般C1二三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で久保勇騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のセレーノをアタマ差振り切って勝利をモノにする

5月1日、中1週で迎えた15戦目は、五月会盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で久保勇騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた16戦目は、緑蔭特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で久保勇騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた17戦目は、ムーンストーン特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で久保勇騎手（8戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブラックベスに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

7月8日、中3週で迎えた18戦目は、一般B3三（大井ダート1590m 内回り雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で久保勇騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルニキャプテンを次元の違う末脚で半馬身差し切って4勝目を手に入れた。

7月21日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の夕涼み特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で久保勇騎手（10戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたシュイベモア決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

8月12日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の涼風賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で久保勇騎手（11戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月21日、中9週で迎えた21戦目は、ベテルギュース賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で久保勇騎手（12戦3勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったチャーガンジュに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月12日、中2週で迎えた22戦目は、甲斐年光騎手を鞍上に迎えて、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた23戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は久保勇騎手（13戦3勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた24戦目は、ラピスラズリスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で久保勇騎手（14戦3勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5歳（2004年）

1月3日、中1週で迎えた25戦目は、初詣特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保勇騎手（15戦3勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月2日、中3週で迎えた26戦目は、アメジストスター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で久保勇騎手（16戦3勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた27戦目は、望春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保勇騎手（17戦3勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

3月31日、中4週で迎えた28戦目は、牝馬限定のハンデ戦の’04スパーキングスプリングチャレンジ（川崎ダート2000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で久保勇騎手（18戦3勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったベルモントビーチに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月29日、中3週で迎えた29戦目は、花衣特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で久保勇騎手（19戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた30戦目は、青嵐特別（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で久保勇騎手（20戦3勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた31戦目は、涼風特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で久保勇騎手（21戦3勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

7月16日、中4週で迎えた32戦目は、ハンデ戦のミネルヴァ賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で久保勇騎手（22戦3勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた33戦目は、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で久保勇騎手（23戦3勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた34戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で久保勇騎手（24戦3勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

10月5日、中4週で迎えた35戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で久保勇騎手（25戦3勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた36戦目は、ハンデ戦のポルックス賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で久保勇騎手（26戦3勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。