ワイドウインダム（1990年生、母ウネビノカオリ）

ワイドウインダム（1990年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時17歳）と交配したウネビノカオリが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）棚川牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着2回、地方25戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は1994年のC2ロ。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

1月6日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったテスコガリバーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

1月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた4戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月8日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5月29日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったファイブウインに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月13日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（5戦0勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（6戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた9戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた10戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

12月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、白坂省吾騎手を鞍上に迎えて、C1ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた12戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で白坂省吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（1994年）

1月6日、中1週で迎えた13戦目は、C1ホ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白坂省吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月7日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、坂口義幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2ニ（中京(地)ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月16日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2ホ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口義幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヒロノパレスをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

5月27日、中1週で迎えた16戦目は、長嶋和彦騎手を鞍上に迎えて、C2ロ（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったケンロクタイヨウから3馬身差の2着となった。

6月9日、中1週で迎えた17戦目は、野いちご特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた18戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂口義幸騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた19戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口義幸騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた20戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口義幸騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた21戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は長嶋和彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアンジェリマンナから1馬身半差の2着となった。

9月19日、中3週で迎えた22戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は坂口義幸騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったリナクロスから1馬身半差の2着となった。

9月26日、連闘で迎えた23戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長嶋和彦騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた24戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂口義幸騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月16日、連闘で迎えた25戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口義幸騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックアーマーから1馬身差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた26戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口義幸騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた27戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口義幸騎手（9戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒデノガイセンからハナ差の2着となった。

11月28日、中1週で迎えた28戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口義幸騎手（10戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。3着に入った。

12月5日、連闘で迎えた29戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口義幸騎手（11戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた30戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口義幸騎手（12戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のメジャーキングに2馬身半の差をつけて優勝

5歳（1995年）

1月3日、中1週で迎えた31戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂口義幸騎手（13戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったミリオンボールから2馬身差の2着となった。

1月16日、中1週で迎えた32戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で坂口義幸騎手（14戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた33戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で坂口義幸騎手（15戦2勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた34戦目は、C1ハ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で坂口義幸騎手（16戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月15日、中1週で迎えた35戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で坂口義幸騎手（17戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。