プリンスオブジオン（2017年生、母セイラ）
Prince of Jion
2017.03.26
プリンスオブジオン（2017年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王子+慈恩。慈恩の王子」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時10歳）と交配したセイラが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中川 哲也。戦績は、中央平地5戦0勝。主な勝ち鞍は2021年のおうし座特別(一般B1)。
経歴
デビュー前
今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2019年）
8月3日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。
9月1日、中3週で迎えた2戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。
9月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。
10月5日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。
12月14日、中9週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中井裕二騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。
3歳（2020年）
1月25日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。
5月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は中井裕二騎手（4戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。
6月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。
7月9日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー5（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のショウリオウに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
7月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー11（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモズラフランスに約20馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。
8月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。
9月1日、中3週で迎えた12戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトゥーザトップに9馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。
9月29日、中3週で迎えた13戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、アスターホルンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。
10月29日、中3週で迎えた14戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエベレストテソーロに約12馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。
11月27日、中3週で迎えた15戦目は、王滝渓谷特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、ウインランウェイに交わされて3馬身差の2着に敗北した。
12月25日、中3週で迎えた16戦目は、クリスマス賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヴェルにクビ差交わされて2着に甘んじた。
4歳（2021年）
1月18日、中2週で迎えた17戦目は、マンリョウ賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。
2月11日、中2週で迎えた18戦目は、マティーニ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。
3月25日、中5週で迎えた19戦目は、南陽大橋賞（名古屋ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のアンジェロッティを3/4馬身振り切って制した。
5月3日、中5週で迎えた20戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、おうし座特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタイセイプルミエに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
7月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、アルフェッカ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラステラデファルコに4馬身の差をつけて7勝目を奪取した。
9月1日、中5週で迎えた22戦目は、高浜特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、ビオロンスコッツにクビ差交わされて2着に甘んじた。
9月29日、中3週で迎えた23戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、鱸特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。
10月20日、中2週で迎えた24戦目は、春日井特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。
11月17日、中3週で迎えた25戦目は、稲沢特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（3戦2勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。
12月8日、中2週で迎えた26戦目は、雪蛍特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。
5歳（2022年）
1月2日、中3週で迎えた27戦目は、ハッピーニューイヤー特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。
1月19日、中1週で迎えた28戦目は、おぼろ雲特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。
2月15日、中3週で迎えた29戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。
3月8日、中2週で迎えた30戦目は、アルレシャ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。
4月12日、中4週で迎えた31戦目は、一般B6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。
4月22日、中0週で迎えた32戦目は、一般B6（名古屋ダート920m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。
5月19日、中3週で迎えた33戦目は、一般B7（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。
5月30日、中1週で迎えた34戦目は、一般B7（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。
7月8日、中5週で迎えた35戦目は、隆司40ナイナール（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（3戦2勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。
デビュー前
井手上慎一厩舎（愛知）へ入厩。
8月19日、デビュー戦は大畑雅章騎手を鞍上に据えて、一般C4（名古屋ダート920m 晴/稍重）に出走。9頭立ての10番ゲートからスタート。出走取消となった。
9月16日、中9週で迎えた36戦目は、一般C4（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったケイゴールドに詰め切れず、4馬身差の2着となった。
6歳（2023年）
2月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。
4月8日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた38戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。
4月29日、中2週で迎えた39戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。
5月14日、中1週で迎えた40戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺祐太騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。
6月4日、中2週で迎えた41戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。
7月9日、中4週で迎えた42戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は小野寺祐太騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。
8月20日、中5週で迎えた43戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に終わった。
2023年9月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。