ワンナップガイ（2003年生、母ラストキッス）

ワンナップガイ（2003年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「一枚上手の男」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時6歳）と交配したラストキッスが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方14戦8勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年のプラスミック賞(B2一)。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

9月4日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

3歳（2006年）

11月14日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から53kg増やして迎えた2戦目は、平岩潤一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D8一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシンボリジュピターを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

11月29日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上D7一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平岩潤一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヤクモオペラオーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2007年）

1月10日、中5週で迎えた4戦目は、4歳以上D4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平岩潤一騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したディーエスアチーブを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

1月23日、中1週で迎えた5戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナミヘイを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中4週で迎えた6戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るファームウィルを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

3月14日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上D1三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホクセイプライムに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月4日、中6週で迎えた8戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダイワレヴアップに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月17日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C6一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワイラブエバーに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月7日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユキノハルカに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月19日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（5戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアグネスクールに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月27日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、日本のへそ特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（6戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5歳（2008年）

1月2日、中4週で迎えた13戦目は、ジャニュアリーカップ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリバーサイドに5馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

1月25日、中2週で迎えた14戦目は、プラスミック賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメディアスローンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月12日、中6週で迎えた15戦目は、MBSラジオ1179賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったゲイリーディライトに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。