アインライツ（2001年生、母セレクトレモン）

アインライツ（2001年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋魅力（独）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時9歳）と交配したセレクトレモンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本春雄。戦績は、中央平地25戦2勝。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本春雄から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって840万円で落札された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

11月29日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 小雨/重）に出走。馬体重は442kg。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

3歳（2004年）

3月14日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、5着に終わった。

4月17日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のアドロワを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

5月16日、中1週で迎えた6戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあずさ賞（京都芝1600m 小雨/不良）に出走。17頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

7月3日、中6週で迎えた7戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下のタイランドカップ（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた10戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月9日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2005年）

1月10日、中7週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた15戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4月2日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい最後はマヤノセイリュウと並んで6着同着となった。

5月15日、中5週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシャドーウィップを半馬身振り切って制した。

5月29日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の有松特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（7戦2勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

7月16日、中6週で迎えた19戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた20戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

11月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

5歳（2006年）

3月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月6日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（8戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月21日、中1週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（9戦2勝）。17頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた25戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。