ガリバーストーム（2019年生、母キタサンテンニョ）

ガリバーストーム（2019年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時8歳）と交配したキタサンテンニョが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は樋渡志尚。2021年の園田ジュニアカップ(地方重賞)に勝利した他、2021年の兵庫若駒賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、樋渡志尚から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、兵庫県馬主協会によって385万円で落札された。

尾林幸二厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2021年）

7月14日、デビュー戦は廣瀬航騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は515kg。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイーシャに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

9月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のベラジオボッキーニを半馬身振り切って断然人気に応えた。

10月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の兵庫若駒賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のピロコギガマックスをクビ差振り切って負け無しの3連勝を決めた。

11月30日、中6週で迎えた4戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1700m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアンサンに4馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

12月31日、中3週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアンサンに3馬身半の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

4歳（2023年）

12月6日、約23か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた6戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、B1 3歳以上特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のクフィールに3馬身半の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

12月30日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（5戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマンテーニャに5馬身の差をつけて無傷の7連勝を決めた。

5歳（2024年）

1月31日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上A2 B1（姫路ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（6戦6勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

2月28日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上A2 B1（姫路ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（7戦6勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

3月22日、中2週で迎えた10戦目は、スカパー!地方競馬ナイン賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（8戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヒメツルイチモンジに1馬身3/4の差をつけて8勝目をゲットした。

4月10日、中2週で迎えた11戦目は、陽炎特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（9戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、メイショウハクサンに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月30日、中2週で迎えた12戦目は、楽天競馬×楽天モバイル賞（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で廣瀬航騎手（10戦7勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた13戦目は、発刊60周年記念大阪スポーツ賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で廣瀬航騎手（11戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

6月13日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、園田FCスプリント（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で廣瀬航騎手（12戦7勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

デビュー前

1歳のとき、樋渡志尚から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、兵庫県馬主協会によって385万円で落札された。

尾林幸二厩舎（兵庫）へ入厩。

7月18日、デビュー戦は廣瀬航騎手を鞍上に据えて、3歳以上A1二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての6番ゲートからスタート。出走取消となった。