ダンツランニング（1997年生、母メイトリアーク）

ダンツランニング（1997年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェネラス（当時9歳）と交配したメイトリアークが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。戦績は、中央平地38戦6勝2着5回。2003年の京都大賞典(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、豊洋牧場から「北海道7月特別市場サラブレッド2歳」に上場され、山元哲二によって2,625万円で落札された。

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

7月17日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月25日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた5戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマッキーグローリを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3歳（2000年）

1月8日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したビーチフラッグを捕まえ切れず、3馬身半差の2着となった。

1月22日、中1週で迎えた9戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月8日、中6週で迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタヤスサザンカを途轍もない末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月30日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた13戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4歳（2001年）

1月5日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた16戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったエイシンオニオンタに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月3日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリンガスオーカンを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月14日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桃山特別（京都ダート1800m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた23戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月6日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったアサカディフィートに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月28日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のチェリーブラストに2馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

11月17日、中2週で迎えた26戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北大路特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入った。

12月8日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のユウワンプラテクトに3馬身の差をつけて制した。

5歳（2002年）

8月4日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた28戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、ダンディラッシュに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月18日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた29戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の日南特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた30戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

10月26日、中5週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 小雨/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

6歳（2003年）

5月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた34戦目は、4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグランドミサイルに2馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

5月25日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上1600万下のエメラルドステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロードフォレスターをクビ差振り切って優勝

10月12日、約4か月の休み明けで迎えた37戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月9日、中3週で迎えた38戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、最後はハッピールックと並んで4着同着となった。