ヒルノケアンズ（2010年生、母スルーザシーズン）

ヒルノケアンズ（2010年3月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋オーストラリアの都市名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時9歳）と交配したスルーザシーズンが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地33戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、杵臼牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、BOBOSによって1,050万円で落札された。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月13日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサンライズトークを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月24日、中6週で迎えた3戦目は、2歳500万下の万両賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

3歳（2013年）

1月20日、中3週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

3月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

6月22日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

9月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったゲンパチメジャーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた11戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったコップヒヤザケに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月16日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のエトルアンフルールに1馬身3/4の差をつけて制した。

11月30日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鳴海特別（中京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

4歳（2014年）

2月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

3月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

4月27日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で田中健騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

8月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中健騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

10月5日、中6週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中健騎手（7戦1勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

10月19日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中健騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のトウショウハマーに1馬身1/4の差をつけて3勝目を奪取した。

10月25日、連闘で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で田中健騎手（9戦2勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の枚方特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中健騎手（10戦2勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で田中健騎手（11戦2勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

5歳（2015年）

4月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で田中健騎手（12戦2勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で田中健騎手（13戦2勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は15戦連続で田中健騎手（14戦2勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた26戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月19日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の宮崎特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

9月20日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

10月17日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

11月8日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた32戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り小雨/重）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた33戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。