ドンペトリュス（2005年生、母ファクテュアルパーシット）

ドンペトリュス（2005年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ワイン名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時11歳）と交配したファクテュアルパーシットが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）石川牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、地方28戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の円山川特別。

経歴

デビュー前

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

3月23日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

6月7日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず16着に終わった。

7月17日、中5週で迎えた5戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップドリアン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。最後はメイショウセラヴィと並んで2着同着となった。

8月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

9月16日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳F3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサワノファインに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上D1一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったニホンピロジパングに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のブラックアンタレスに3馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したビクトリサイレンスに半馬身届かず2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のラガーホノカーに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月29日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上B3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のサワノパトラに1馬身3/4の差をつけてファンの期待に応えた。

4歳（2009年）

1月12日、中1週で迎えた13戦目は、ジャニュアリーカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシルクレパードに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

2月3日、中2週で迎えた14戦目は、こんだ薬師温泉特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で木村健騎手（7戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタガノラヴマーチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

6月21日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（8戦6勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

9月16日、中5週で迎えた19戦目は、藻川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

11月18日、中4週で迎えた21戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、円山川特別（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のテイエムリュウジンに1馬身1/4の差をつけて7勝目を手にした。

12月5日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（8戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

5歳（2010年）

1月23日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（9戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 小雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（10戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（11戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（9戦6勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のローレルファイアーを3/4馬身振り切って8勝目を手中に収めた。

4月20日、中1週で迎えた28戦目は、ラジオ関西558賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（10戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るソウルスクリームを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月6日、中1週で迎えた29戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート1870m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた30戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、さよう特別（姫路ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

6月24日、中3週で迎えた31戦目は、つゆくさ賞（姫路ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上A1（園田ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた33戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上A1（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は下原理騎手（3戦0勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月30日、中4週で迎えた35戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、豊岡・コウノトリ特別（園田ダート1700m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた36戦目は、紀州梅たまご特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（11戦8勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

6歳（2011年）

3月23日、約5か月半の休養明けで迎えた37戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬賞（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた41戦目は、天然温泉あま湯特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

7月26日、中6週で迎えた42戦目は、たじまピーマン特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。