ハリアー（2014年生、母クリスマスローズ）

ハリアー（2014年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「チュウヒ。猛禽類の一種」。毛色は栗毛。種牡馬のトーセンホマレボシ（当時5歳）と交配したクリスマスローズが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）新生ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方24戦2勝2着6回。2016年のライデンリーダー記念(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐久間雅貴厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2016年）

5月11日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は452kg。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように急駛したが、勝ったサマーダイアリーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた2戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のフルムーンエースに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月30日、中4週で迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

9月9日、中5週で迎えた5戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のマックル賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のゴールドブレードを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

10月11日、中4週で迎えた6戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのジュニアクラウン（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

10月18日、連闘で迎えた7戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の金沢シンデレラカップ（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

10月24日、連闘で迎えた8戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、イスタナにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月3日、中0週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

11月24日、中2週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた10戦目は、2歳戦の紅葉賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったイスタナに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月4日、中0週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた11戦目は、2歳500万下のシクラメン賞（阪神芝1800m 外回り雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた12戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの川崎ジュニアオープン（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

12月25日、中0週で迎えた13戦目は、2歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

12月30日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3歳（2017年）

1月10日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の若松特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったグレイトデピュティに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

1月19日、連闘で迎えた16戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の梅桜賞（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた18戦目は、3歳戦のスイートピー特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったグレイトデピュティに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月19日、中1週で迎えた19戦目は、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた20戦目は、3歳戦のキング（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

3月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（8戦1勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

3月22日、中1週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた22戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の桜月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったカサマツブライトに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月29日、連闘で迎えた23戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

4月5日、連闘で迎えた24戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

4月16日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた25戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

4月26日、中0週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた26戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のダイヤモンド特別（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず3着に敗れた。

5月4日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた27戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は筒井勇介騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5月10日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた28戦目は、3歳戦の小瀬特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（9戦1勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず3着に敗れた。

5月20日、中0週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた30戦目は、3歳戦の木曽川特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（10戦1勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。