ノットリグレット（2018年生、母ノットオーソリティ）

ノットリグレット（2018年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時20歳）と交配したノットオーソリティが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2022年のフリオーソレジェンドカップで2着に入った他、2021年の’21 スターバーストカップで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

5月14日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサウスインザダークを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

6月30日、中6週で迎えた2戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

7月28日、中3週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったブライトフラッグをアタマ差捉え切れず2着に惜敗した。

9月3日、中4週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月1日、中3週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

11月3日、中4週で迎えた6戦目は、2歳Jpn3のJBC2歳優駿（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は服部茂史騎手（3戦1勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3歳（2021年）

2月18日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳S3の雲取賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の花見月特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したギガキングを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、中5週で迎えた9戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/重）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

6月10日、中5週で迎えた10戦目は、3歳オープンの若竹賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

7月14日、中4週で迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、トゥインクルのきせき賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したノートウォージーにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月18日、中4週で迎えた12戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

11月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳オープンの’21 スターバーストカップ（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったパストーソに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月2日、中3週で迎えた14戦目は、3歳オープンの三里塚賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

4歳（2022年）

1月10日、中5週で迎えた15戦目は、初夢特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のオークハンプトンを3/4馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

2月18日、中5週で迎えた16戦目は、ジンチョウゲ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアストロローグを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

3月25日、中4週で迎えた17戦目は、DIGITAL賞（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスズノアリュールに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

4月14日、中2週で迎えた18戦目は、こぼれ桜特別（船橋ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月24日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、明鐘岬特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシティーオブスターに4馬身の差をつけて優勝

8月24日、中3週で迎えた20戦目は、フリオーソレジェンドカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったリッカルドに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中4週で迎えた21戦目は、長月特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、ビービーガウディに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月28日、中3週で迎えた22戦目は、菊花特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で笹川翼騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったデスティネにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2023年）

1月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、チバテレ盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で笹川翼騎手（9戦4勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた24戦目は、ジンチョウゲ特別（船橋ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた25戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（10戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた26戦目は、ブリリアントカップトライアル（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（7戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたブリッグオドーン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月21日、中5週で迎えた27戦目は、エイプリル賞（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（11戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、ルビー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（8戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

8月9日、中3週で迎えた29戦目は、バルーン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したコラルノクターンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月12日、中4週で迎えた30戦目は、スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた31戦目は、イヴニングスター賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（9戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

12月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、おおとり賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（10戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

6歳（2024年）

1月17日、中1週で迎えた33戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、船橋の名伯楽記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた34戦目は、ポイント10倍!船橋のSPAT4賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月8日、中3週で迎えた35戦目は、カモミールマイル（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワガンセを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月29日、約4か月の休み明けで迎えた36戦目は、桑島孝春記念（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（12戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のティーズハクアをクビ差振り切って制した。

7月21日、中2週で迎えた37戦目は、海ほたる特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（13戦5勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったムエックスに詰め切れず、8馬身差の2着に敗れた。

8月29日、中5週で迎えた38戦目は、濃溝の滝賞（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（14戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたオーマイグッネス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月24日、中3週で迎えた39戦目は、長月特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（15戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。