ビヨンドマックス（2006年生、母クローストゥユー）

ビヨンドマックス（2006年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「彼方＋最大限」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時22歳）と交配したクローストゥユーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地14戦4勝、中央障害8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の天白川特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月15日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は520kg。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワシントンハスキーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月19日、中4週で迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

11月15日、約7か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

12月26日、中5週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

4歳（2010年）

1月11日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のピースオブパワーをハナ差振り切って2勝目を手に入れた。

2月6日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上1000万下の天白川特別（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（4戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のタマモスクワートに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月21日、中1週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の河原町ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武幸四郎騎手（5戦3勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

6月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の皆生特別（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた9戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の由布院特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり5着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

5歳（2011年）

2月14日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（小倉ダート1700m 小雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のコスモナダルをクビ差振り切って休養明け初戦を制した。

3月20日、中4週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の伊丹ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって15着に敗れた。

4月24日、中4週で迎えた14戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のきずな賞（東京ダート1600m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

11月26日、約7か月の休み明けで迎えた15戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後はバックハウスと並んで5着同着となった。

6歳（2012年）

1月15日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシャロームをクビ差制して5勝目を手にした。

1月29日、中1週で迎えた18戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は西谷誠騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月18日、中3週で迎えた20戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 小雨）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。5着を確保した。

7歳（2013年）

3月17日、約12か月の休養明けで迎えた21戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲルキョクチョウから5馬身差の2着となった。