アイランドテイオー（1983年生、母アイランドゴツド）

アイランドテイオー（1983年4月15日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリイフオー（当時8歳）と交配したアイランドゴツドが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地16戦4勝2着1回、地方2戦0勝。1987年のフェブラリーハンデキャップ(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木勝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

7月20日、デビュー戦は4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。鞍上は増沢末夫騎手。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のセイフクイシンをクビ差振り切って勝利した。

8月10日、4歳以上400万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

8月30日、4歳以上400万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて楽々と抜け出し、最後は2着のキャピタルシローに3馬身の差をつけて勝利を掴み取った。

9月20日、4歳以上900万下の秋分賞（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

10月18日、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井健二騎手。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサクラエクスプレスに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月22日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の霜月賞（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

12月6日、4歳以上1400万下のディセンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4歳（1987年）

1月24日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の初富士賞（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は増沢末夫騎手。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

2月1日、5歳以上1400万下の銀嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のゴールデンマリーナを3/4馬身振り切って勝利を収めた。

2月21日、ハンデG3のフェブラリーハンデキャップ（東京ダート1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、リキサンパワーに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月22日、G2のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

4月8日、帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。12着に敗れた。

5月17日、G1の安田記念（東京芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は酒井健二騎手。19頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。最後はバテてしまい19着に終わった。

10月17日、4歳以上1400万下の神無月賞（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に終わった。

5歳（1988年）

10月9日、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

10月29日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

11月26日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の花園ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

6歳（1989年）

5月18日、房総特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は矢野義幸騎手。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。