シャッターチャンス（2000年生、母タガノチャッター）

シャッターチャンス（2000年4月8日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時10歳）と交配したタガノチャッターが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）前川ファーム。戦績は、地方17戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の一般C2一アイ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川ファームから「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、前川ファームから「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、池谷誠一によって1,018.5万円で落札された。

千葉四美厩舎（水沢）へ入厩。

3歳（2003年）

4月14日、デビュー戦は西康志騎手を鞍上に据えて、3歳C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は511kg。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月10日、中3週で迎えた2戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルアソシエに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月19日、連闘で迎えた3戦目は、3歳C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた4戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアンバー賞（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のガッサンゴルドに7馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

6月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエアウィードをクビ差制して1着ゴールを果たした。

7月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B1（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のランタナルージュに1馬身1/4の差をつけて4勝目を挙げた。

8月13日、中4週で迎えた8戦目は、3歳B1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（5戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2004年）

1月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテキサスコンコルドに1馬身半の差をつけて5勝目を収める

2月3日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったゲンキチにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月5日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた13戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るワンダーリリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久々の一戦を物にした。

9月21日、中1週で迎えた14戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2一アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったテキサスコンコルドをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

10月26日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るメイプルダンサーを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月10日、中1週で迎えた17戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ファンタジーナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたジーエスレインボー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。