エアファントム（1993年生、母スレッジ）
Air Phantom
1993.04.02
エアファントム（1993年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時22歳）と交配したスレッジが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回、中央障害28戦2勝2着6回。1999年の福島ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（1995年）
11月5日、デビュー戦はA.ムンロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。
11月26日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、C.ナカタニ騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。
12月10日、中1週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。
3歳（1996年）
1月14日、中4週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。
2月3日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
2月17日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。
3月17日、中3週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/重）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。
3月30日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。
4月20日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。17頭立ての6番人気で大外17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。
5月4日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。
7月7日、中8週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り 雨/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したラインフィーバーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
7月20日、中1週で迎えた12戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のオンワードレイラを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。
8月17日、中3週で迎えた13戦目は、D.ホランド騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。
9月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。
4歳（1997年）
1月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。
2月2日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。
2月15日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。
3月15日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。
4月20日、中4週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。
8月30日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。
11月9日、中9週で迎えた21戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。
11月22日、中1週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。
12月6日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったショウナンラブリーから半馬身差の2着となった。
5歳（1998年）
1月5日、中3週で迎えた24戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。
4月12日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木寿騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったショウナンライナーから半馬身差の2着となった。
4月26日、中1週で迎えた26戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 曇）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエーピーブレーブに3馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。
5月23日、中3週で迎えた27戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。
6月20日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上400万下（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のキタノガリバーに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
7月5日、中1週で迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったラグビーギャラントから1馬身1/4差の2着に敗北した。
10月24日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 小雨/稍重）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。
11月15日、中2週で迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木寿騎手（9戦1勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったビクトリーアップから3馬身半差の2着となった。
12月19日、中4週で迎えた32戦目は、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木寿騎手（10戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。
6歳（1999年）
5月22日、約5か月の休み明けで迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木寿騎手（11戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。
6月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木寿騎手（12戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。
6月26日、中1週で迎えた35戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3350m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木寿騎手（13戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴーカイから1馬身半差の2着に敗北した。
7月10日、中1週で迎えた36戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝3350m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木寿騎手（14戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロブロスからクビ差の2着に甘んじた。
11月6日、約4か月の休養明けで迎えた37戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で鈴木寿騎手（15戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。
12月4日、中3週で迎えた38戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は12戦連続で鈴木寿騎手（16戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に敗れた。
12月18日、中1週で迎えた39戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は13戦連続で鈴木寿騎手（17戦1勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。
7歳（2000年）
1月15日、中3週で迎えた40戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は14戦連続で鈴木寿騎手（18戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。
4月29日、約3か月半の休み明けで迎えた41戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は大江原隆騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。
5月14日、中1週で迎えた42戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大江原隆騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。
6月10日、中3週で迎えた43戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大江原隆騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。7着に終わった。
7月8日、中3週で迎えた44戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で大江原隆騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。
7月29日、中2週で迎えた45戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大江原隆騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。
8月20日、中2週で迎えた46戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大江原隆騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。
8歳（2001年）
3月24日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた47戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大江原隆騎手（7戦1勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。