ヒロシゲゴールド（2015年生、母エフテーストライク）

ヒロシゲゴールド（2015年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より+金」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時19歳）と交配したエフテーストライクが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は斉藤正男。2021年のマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)で2着に入った他、2021年の北海道スプリントカップ(Jpn3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、斉藤正男から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって648万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、吉岡隆によって2,700万円で落札された。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

8月12日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るペガッソをハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

9月30日、中6週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のヤマボウシ賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下のなでしこ賞（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月18日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

3歳（2018年）

3月3日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

12月16日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

4歳（2019年）

1月6日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のレッドランサーに5馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

1月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の大須特別（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のハニージェイドに3馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

3月16日、中7週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のニホンピロタイドに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

4月10日、中3週で迎えた13戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた14戦目は、天王山ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

8月12日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、Jpn3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、ヤマニンアンプリメに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中5週で迎えた16戦目は、ながつきステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったゴールドクイーンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月19日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

12月8日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた18戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5歳（2020年）

1月13日、中4週で迎えた19戦目は、すばるステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

4月19日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットでしぶとく粘り込んで、最後は2着のテーオージーニアスに1馬身半の差をつけて優勝

8月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、Jpn3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、マテラスカイに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月23日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のヒデノヴィーナスを半馬身振り切って6勝目を手に入れた。

10月24日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

11月3日、中0週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた24戦目は、Jpn1のJBCスプリント（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は藤岡康太騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

12月13日、中5週で迎えた25戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に終わった。

6歳（2021年）

2月21日、中9週で迎えた26戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大和ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

4月14日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた28戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

5月27日、中5週で迎えた29戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリュウノユキナを半馬身振り切って念願の重賞初制覇を果たした。

8月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、Jpn3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月11日、中8週で迎えた31戦目は、Jpn1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、アルクトスに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月13日、中4週で迎えた32戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

12月22日、中5週で迎えた33戦目は、ハンデJpn3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

7歳（2022年）

3月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたスマートダンディー決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月20日、中3週で迎えた35戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月2日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

8月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg絞って迎えた37戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入った。

10月9日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた38戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

11月13日、中4週で迎えた39戦目は、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた40戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

8歳（2023年）

2月5日、中7週で迎えた41戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの令月ステークス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

2023年2月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。