コテキタイ（2009年生、母チアリーダー）

コテキタイ（2009年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時13歳）と交配したチアリーダーが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、地方28戦5勝2着2回。2012年の桜花賞(牝S1)に勝利した他、2011年のあいべつきのこの里フェスティバル特別を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

10歳のとき、グランド牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ホースナインによって473万円で落札された。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

5月5日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は430kg。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るマジックキララを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月5日、中8週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた3戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの新冠ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

8月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳オープンのTHEサッポロビヤガーデン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったレイモニにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

9月8日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのあいべつきのこの里フェスティバル特別（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るネイチャーレコードを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月13日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた8戦目は、2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

12月13日、中4週で迎えた9戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のサウンドホース賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

3歳（2012年）

1月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の若水特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセンゲンオーラに2馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月1日、中3週で迎えた11戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若水特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のグランディオーソをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

2月22日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のリカチャンスに4馬身の差をつけて制した。

5月10日、中6週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着に入った。

6月13日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦2勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

7月5日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、七夕特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦2勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

11月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/不良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

12月13日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の春待月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（6戦2勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（7戦2勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

4歳（2013年）

1月31日、中4週で迎えた20戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、多摩川オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の闘争心でゴールまでタレずに走り切り、3着に入った。

2月11日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の建国記念の日特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡紀騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、スマートジョーカーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月8日、約8か月の休養明けで迎えた22戦目は、神無月特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は張田京騎手（8戦2勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた24戦目は、霜月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

12月26日、中5週で迎えた25戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、’13 プラチナカップ（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

5歳（2014年）

1月4日、連闘で迎えた26戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた27戦目は、立春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた28戦目は、東京中日スポーツ弥生杯（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。