アタゴトルネイド（2000年生、母ジンパワー）

アタゴトルネイド（2000年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は鹿毛。種牡馬のミシエロ（当時10歳）と交配したジンパワーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、地方26戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年のアザレア特別。

経歴

デビュー前

高橋三郎厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2002年）

7月6日、デビュー戦は鈴木啓之騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は524kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、マルカセンターに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったマルカセンターに詰め切れず、2馬身差の2着に敗れた。

11月20日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、荒山勝徳騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（大井ダート1490m 内回り雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で荒山勝徳騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた5戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアザレア特別（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレイナフェリスに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2003年）

1月16日、中1週で迎えた6戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’03ゴールデンステッキ賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の紅梅特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のクロッカス特別（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

3月11日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシーセプエデに4馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4月16日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた10戦目は、3歳地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

7月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、山田勝騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあさがお特別（大井ダート1690m 曇/不良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

8月25日、中4週で馬体重を前走からさらに15kg減らして迎えた12戦目は、3歳戦のマリーゴールド特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田勝騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた13戦目は、白露特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田勝騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

4歳（2004年）

9月26日、約13か月の休み明けで迎えた14戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1400m 雨/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1六七（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

10月14日、連闘で迎えた16戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は早田秀治騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、平均的なペースで一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

12月8日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、一般C1五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で早田秀治騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月23日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5歳（2005年）

1月7日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスースーグランに2馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

1月20日、中1週で迎えた22戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアンコーラに1馬身の差をつけて優勝

2月10日、中2週で迎えた23戦目は、ノースウインド特別（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のフレンドリーボスを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

3月2日、中2週で迎えた24戦目は、一般B3二（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のワシントンスワンに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月18日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のブラッドストーン特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦3勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたブラウンミッシェル決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

4月14日、中3週で迎えた26戦目は、春風特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、遅いペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。