マルヒロシービー（1995年生、母マルヒロダンサー）

マルヒロシービー（1995年5月15日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時15歳）と交配したマルヒロダンサーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若山淳一。戦績は、地方37戦4勝2着7回。1998年の新春千葉盃(牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

玉井吉丸厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1997年）

6月25日、デビュー戦は柿本政男騎手を鞍上に据えて、馬体重は451kg。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイトラセードから6馬身差の2着となった。

8月22日、中7週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿本政男騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月23日、中4週で迎えた3戦目は、鞍上は3戦連続で柿本政男騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のトーヨーエンジェルに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月21日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の若武者特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿本政男騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の平和賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿本政男騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた6戦目は、2歳戦のポインセチア特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柿本政男騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

3歳（1998年）

1月2日、中1週で迎えた7戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの新春千葉盃（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったアズマクローバーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月11日、中5週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

4月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳戦のふじ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋田実騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の紅ばら特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で秋田実騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のガーベラ特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で秋田実騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタカミロンディーニをアタマ差振り切って優勝

6月2日、連闘で迎えた12戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦の若潮盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋田実騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったチャリオットに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月31日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のジュライ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（6戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた15戦目は、葉月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋田実騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったサクラルナに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月24日、中1週で迎えた16戦目は、サーフサイド賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋田実騎手（8戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のながつき特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋田実騎手（9戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のゴールデンティアラ賞（大井ダート2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で秋田実騎手（10戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた19戦目は、ハンデ戦のオパール特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で秋田実騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したコアレスフィールドに3/4馬身届かず2着となった。

11月18日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のリリーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で秋田実騎手（12戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた21戦目は、’98フレンドリーサドル特別（7）（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で秋田実騎手（13戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

12月31日、中1週で迎えた22戦目は、野口正宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

4歳（1999年）

1月26日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、’99フレンドリースパー特別（2）（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は秋田実騎手（14戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

2月12日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた24戦目は、ハンデ戦の立春特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（15戦1勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた25戦目は、’99フレンドリースパー特別（5）（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋田実騎手（16戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた26戦目は、エイプリル特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋田実騎手（17戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったゴーワンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月26日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のエメラルド特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で秋田実騎手（18戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、ローランシャウトに3/4馬身交わされて2着となった。

5月21日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の夏木立特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋田実騎手（19戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月16日、中3週で迎えた29戦目は、’99フェイスフルレイン特別（1）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で秋田実騎手（20戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦のスタールビー賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で秋田実騎手（21戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のルビー特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で秋田実騎手（22戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のツルマイボブに1馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

8月20日、中3週で迎えた32戦目は、オーガスト特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で秋田実騎手（23戦2勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦のながつき特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で秋田実騎手（24戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のケイエスクロスを半馬身振り切って勝利をモノにする

10月7日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のオパール特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で秋田実騎手（25戦3勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

11月16日、中5週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の霜月特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で秋田実騎手（26戦3勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた36戦目は、牝馬限定オープンの’99ファーストレディー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で秋田実騎手（27戦3勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデ戦のディセンバー特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で秋田実騎手（28戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。競走中止となった。