アルテミスバイオ（2021年生、母グリームバイオ）

アルテミスバイオ（2021年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話に登場する女神+冠名」。毛色は芦毛。種牡馬のモンテロッソ（当時14歳）と交配したグリームバイオが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方8戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2024年の3歳。

経歴

デビュー前

畑端省吾厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

9月23日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は492kg。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

12月2日、中9週で迎えた2戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3歳（2024年）

1月7日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた3戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったプラティアに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

1月20日、中1週で迎えた4戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ベートーヴェンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ジェントルレインに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月22日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソライロに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のポーラスター特別（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は田中直人騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカガカプチーノに1馬身半の差をつけて2勝目をゲットした。

4月7日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンのル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は川島拓騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のホープスター特別（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中直人騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオンリエドを猛烈な末脚で半馬身差し切って3勝目を手に入れた。