ハタノフォルトゥナ（2014年生、母アイルゴーバック）

ハタノフォルトゥナ（2014年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時19歳）と交配したアイルゴーバックが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）グッドラック・ファーム。戦績は、地方16戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年のフレッシュチャレンジ( 牝)。

経歴

デビュー前

安田武広厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2016年）

7月7日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るグローリアスカントを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月26日、中2週で迎えた2戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

9月1日、中4週で迎えた3戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のホクレンパールライス賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るリボンインザスカイを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って2勝目を手中に収めた。

10月13日、中3週で迎えた5戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

3歳（2017年）

4月19日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ラブミーファルコンに交わされて6馬身差の2着となった。

5月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦のふたご座特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスーパーステションに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定地方重賞のヒダカソウカップ（門別ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた10戦目は、NOSAIみなみ特別（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のミオビキニブロンドに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月27日、中1週で迎えた11戦目は、王冠賞観戦バスツアー賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のローツェフェイスに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、一般社団法人東京馬主協会特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた13戦目は、ミニトマト「太陽の瞳」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は井上幹太騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したドンカスターボーイを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

9月21日、中1週で迎えた14戦目は、北海道厩務員会特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、シャインプラチナムに3/4馬身交わされて2着となった。

10月5日、中1週で迎えた15戦目は、北海道とともに、世界へ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上幹太騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

11月2日、中3週で迎えた16戦目は、ビオラ特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で井上幹太騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に終わった。