トウショウセレクト（2007年生、母メイトウショウ）

トウショウセレクト（2007年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時8歳）と交配したメイトウショウが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回、地方27戦15勝2着4回。2015年の金沢スプリントカップ(地方重賞)に勝利した他、2014年の東海桜花賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

8月1日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

8月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したブルロックを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

11月14日、中7週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた5戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般B4三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポパイザセーラマンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月28日、中1週で迎えた6戦目は、芹川美穂子婚活がんばれ杯（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のムーンブリザードに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2011年）

9月6日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマオクタヴィアに7馬身の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

10月16日、中5週で迎えた8戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、逃げるマイネルガネーシャに半馬身届かず2着に敗北した。

11月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウイッシンを鮮烈な末脚でハナ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

5歳（2012年）

8月26日、約10か月の休養明けで迎えた10戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

10月1日、中4週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

12月9日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

6歳（2013年）

1月12日、中4週で迎えた14戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の初春賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

9月17日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、ヤングジェネレーションカップ（門別ダート1800m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた16戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、北海道日高装蹄師会特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のマッハタイザンに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

10月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、冬桜特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた18戦目は、グランシャリオナイター特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた19戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、椎堂特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビーミーショーに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7歳（2014年）

1月4日、中2週で迎えた20戦目は、あろえ賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイセイアドミラルに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

1月29日、中3週で迎えた21戦目は、シリウス座特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタガノレガーロに約10馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月26日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユキノサイレンスに約10馬身の大差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月20日、中2週で迎えた23戦目は、スマホで楽天競馬賞（園田ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のエーシンサルサを3/4馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

4月4日、中1週で迎えた24戦目は、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（5戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったピッチシフターにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

5月16日、中5週で迎えた25戦目は、開局45周年記念サンテレビ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（6戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラッキーフラワーに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月6日、中2週で迎えた26戦目は、時のふるさと明石特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で木村健騎手（7戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

8歳（2015年）

1月8日、約7か月の休み明けで迎えた27戦目は、4歳以上A1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で木村健騎手（8戦6勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ニホンカイセーラに交わされて2馬身半差の2着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上A1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で木村健騎手（9戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3月19日、中7週で迎えた29戦目は、宍粟山崎・福井特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で木村健騎手（10戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニホンカイセーラに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月16日、中3週で迎えた30戦目は、かに座特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で木村健騎手（11戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のニホンカイセーラに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月14日、中3週で迎えた31戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、神姫バス杯（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のニホンカイセーラをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

7月3日、中6週で迎えた32戦目は、報知澪標特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（12戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のニホンカイセーラを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

7月28日、中3週で迎えた33戦目は、地方重賞の金沢スプリントカップ（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（13戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のキクノフレヴァンに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9歳（2016年）

6月10日、約10か月半の休養明けで迎えた34戦目は、夕刊フジ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（14戦10勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、エイシンホクトセイに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、地方重賞の園田チャレンジカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（15戦10勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた36戦目は、競馬キンキ杯（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（16戦10勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、ドリームコンサートに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、中6週で迎えた37戦目は、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（17戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

12月28日、中5週で迎えた38戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、ハンデJpn3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。