タイキエスケープ（1998年生、母ロングアイヒメ）

タイキエスケープ（1998年5月4日）は、日本の競走馬。毛色は芦毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時11歳）と交配したロングアイヒメが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マギーファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方35戦9勝2着9回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、マギーファームから「北海道7月当歳市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。同年、マギーファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、大樹ファームによって1,102.5万円で落札された。

大樹レーシングクラブにて総額2,800万円（7万×400口）で一口馬主が募集された。

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

4月7日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。

4月22日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず16着に終わった。

9月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた3戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

11月4日、中4週で迎えた4戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（上山ダート1250m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンフェザーから3/4馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C1（上山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のナナヒカリに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳B3（上山ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で長橋秀樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のオードシエールをクビ差制して2勝目を手中に収めた。

4歳（2002年）

4月22日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、一般C5ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長橋秀樹騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた8戦目は、一般C5ニ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で長橋秀樹騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったハーシェルから1馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた9戦目は、一般C5ロ（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で長橋秀樹騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトウショウビューに3/4馬身の差をつけて3勝目を手にした。

6月2日、中1週で迎えた10戦目は、上山麒麟特別（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で長橋秀樹騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったハーシェルから1馬身差の2着に敗北した。

6月16日、中1週で迎えた11戦目は、一般C5ニ（上山ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で長橋秀樹騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた12戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、一般C4ニ（上山ダート1300m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のアイネクライネに3/4馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

7月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4（上山ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は長橋秀樹騎手（8戦3勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4ロ（上山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は関本秀幸騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月3日、中4週で迎えた15戦目は、一般C4ハ（上山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は長橋秀樹騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4ハ（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（10戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったブリーズウェイから1馬身半差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた17戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般C4イ（上山ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノファラオから2馬身半差の2着に敗北した。

10月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、一般C4ニ（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は長橋秀樹騎手（11戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4イ（上山ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（12戦3勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

11月12日、中1週で迎えた20戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般C4ハ（上山ダート1300m 小雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったネルソンゴールドから1馬身差の2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般C4（上山ダート1500m 小雨/重）に出走。鞍上は長橋秀樹騎手（13戦3勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた22戦目は、エビスサーキットレースクイーン杯（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（14戦3勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のシャーペンアイルに2馬身の差をつけて制した。

5歳（2003年）

1月5日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスターネイティブを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

1月18日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るモールアンドアークを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

2月8日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

2月16日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヤシロダンガンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利をモノにする

3月1日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコマノミュージカルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

3月16日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキョウエイバトルを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月6日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアトミックトップを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

4月28日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島正徳騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハコイリムスメに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月18日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で真島正徳騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で真島正徳騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で真島正徳騎手（10戦4勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で真島正徳騎手（11戦4勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

12月14日、約5か月の休養明けで迎えた35戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で真島正徳騎手（12戦4勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた36戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

6歳（2004年）

1月10日、中1週で迎えた37戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（13戦4勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。