スターバリオン（2009年生、母カネツプリンセス）

スターバリオン（2009年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「星の重粒子」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時10歳）と交配したカネツプリンセスが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）カネツ牧場。戦績は、中央平地30戦5勝2着4回。2014年のラジオ日本賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、カネツ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、カネツ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、幅田昌伸によって840万円で落札された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月3日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7月9日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

8月27日、中6週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモバンディエラに約11馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

10月10日、中5週で迎えた4戦目は、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったオーブルチェフに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3歳（2012年）

5月26日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のラガートモヒーロをクビ差振り切って久しぶりの実戦を制した。

6月17日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

7月15日、連闘で迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の渡島特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオーシャンフリートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて優勝

4歳（2013年）

1月19日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北九州市制50周年記念（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の上総ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた12戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の下総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

6月30日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の渡島特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したナムラドキョウにハナ差届かず2着に惜敗した。

7月28日、連闘で迎えた15戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

9月14日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の松戸特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた17戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトルバドゥールに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月2日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の晩秋ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたファイヤー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5歳（2014年）

1月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の伊丹ステークス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた22戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の上総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた23戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた24戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の総武ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のリキサンステルスをクビ差振り切って5勝目を掴み取った。

9月20日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、ラジオ日本賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したインカンテーションにクビ差届かず2着に惜敗した。

6歳（2015年）

11月1日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

12月20日、中6週で迎えた28戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

7歳（2016年）

1月24日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、G2の東海ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

2月6日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンのアルデバランステークス（京都ダート1900m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。